日本読書療法学会

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日本読書療法学会について

- 会長ご挨拶 -



  日本読書療法学会は、日本において読書療法を普及させるとともに、海外における最新情勢を研究していくために設立いたしました。

  私はうつ病に苦しんだ経験がありますが、心理学や自己啓発、仏教から小説、エッセイ、写真集や漫画にいたるまで、あらゆる種類の本を読むことで回復することができました。後に「読書療法」の存在を知り、これこそまさに自分がしてきたことだと思いました。読書療法のことをもっと知りたいと精神科医の方々にお尋ねしてみましたが、先生方もなじみがなく、療法の存在すらも御存知ないような状況でした。残念ながら、読書療法は日本では十分に認知され、注目されているとは言えません。

  しかしながら、読書療法には日本で精神の不調に苦しむ多くの方々を救う大きな可能性があると信じております。私自身のうつ病の経験と読書療法の適用についてまとめた本(『うつの世界にさよならする100冊の本~本を読んでココロをちょっとラクにしよう』)を出版し、この体験を講演などでお伝えしてまいりましたが、精神的な問題、特にうつ病に苦しまれた多くの方々が同様の方法で回復されたことに気づきました。この経験から、現在苦しんでおられる方々に救いの手を差し伸べられるよう日本読書療法学会の活動を通して読書療法の認知度を向上させるとともに、読書療法をよりよく適用していくために海外での最新情勢を研究してまいりたいと考えております。

  当面の間、うつ病に苦しむ方のための読書療法に焦点を当ててまいりますが、将来的にはあらゆる精神的な悩みにまで対象を広げるとともに、各種のニーズに役立てるようなデータベースも構築したいと考えております。一人ひとりのニーズや背景に合わせてふさわしい本を薦められるよう、読書療法家(読書セラピスト)の育成も視野に入れております。関係者と適宜連携しながら、学会において蓄積された知が社会において十全に活用されるよう、努めてまいります。

  海外における読書療法の適用についても研究を進めていくと同時に、私自身のうつ病と読書療法による回復過程の経験についても海外に情報発信していくことで、読書療法の発展の一助となれることを願っております。



2011年5月        

寺田 真理子